統計解説

2年連続指数プラスのフードビジネス その牽引役は

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 フード・ビジネス・インデックス(FBI)とは、生活に身近な飲食料品に関連する「食料品工業」、「食料品流通業」、「飲食サービス業」の活動状況を表す経済指標である。
 今回は2018年のFBIの動きをグラフ化しご紹介する。

 

指数構成の3業態そろって上昇

 2018年のFBIは指数値101.7、前年比1.1%と2年連続の上昇となった。
 FBIを構成する3業態はそろって上昇となり、食料品工業は前年比1.6%と4年連続、食料品流通業は同1.3%と2年連続、飲食サービス業は同0.2%と2年連続の上昇となった。

 FBIの前年比1.1%上昇に対する3業態の影響度合い(寄与度)を見ると、食料品流通業が0.9%ポイント、食料品工業が0.2%ポイント、飲食サービス業が0.1%ポイントの上昇寄与となった。食料品流通業に比べると他2業態の影響はわずかであり、2018年のFBI全体の上昇は食料品流通業の上昇寄与によるものと言える。

好調な飲食料品卸売業

 2018年のFBIをけん引した食料品流通業について、その内訳系列の推移を見てみると、前年比上昇したのは飲食料品卸売業のみで、小売業2系列はどちらも低下傾向が続いている。つまり、飲食料品卸売業が、食料品流通業、さらにはFBI全体をもけん引したことになる。

 四半期単位で見てみると、飲食料品卸売業は2017年第4四半期から5四半期連続の上昇と、過去数年の動きの中でも好調さがうかがえる。他方、各種商品小売業は低下傾向が続いている。しかし、同様に低下傾向であった飲食料品小売業については、小幅な増減はあったもののほぼ横ばいに推移した。このまま下げ止まることを期待したいところである。
 今回紹介しきれなかったFBIの各業態別の指数、その内訳の動きや影響度合い(寄与度)などについても、下記リンク先のスライド資料に掲載している。ご覧頂きたい。

【関連情報】

ミニ経済分析「飲食関連産業の動向(FBI 2018年);内訳3業態とも上昇、特に卸売業がけん引し上昇した、2018年のフード・ビジネス」のページ

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