60秒解説

春先に多い自転車の製品事故


 春、新生活の始まりとともに、注意したいのが自転車の製品事故。過去5年間で、4月、5月に多いというデータが公表されている。製品事故の疑いがある事故のうち、3割が重症、過去には死亡事故も起きている。

4月、5月に多い傾向がある

 NITE(製品評価技術基盤機構)に通知された製品事故情報※1によると、過去5年間に報告された製品事故の疑いがある自転車事故のうち、およそ3割が4月、5月に発生している。通学や通勤、子どもの送迎などで自転車を使い始める人が増えることも影響していると考えられる。

※1消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報を含む。

NITEプレスリリースより抜粋

被害状況は軽傷から重症まで

 過去5年間に通知された自転車事故346件のうち、人的被害に至ったものは252件にのぼり、被害もすり傷や打撲だけの事故で済むとは限らず、軽傷の事故が4割なのに対して、重症事故も3割と決して少なくはない。また、被害に遭うのが使用者だけとも限らず、接触した相手に重症を負わせてしまうケースもある。

事故を防ぐためのポイント

 自転車の安全運転はもちろんのこと、ハンドルに買い物袋や傘をぶら下げると車輪に巻き込まれ、転倒するおそれがあるため気をつけてほしい。製品が原因になった事故も2割ほどあるため、購入後1カ月を目安に点検を受け、その後も定期点検を受け、ときどきはリコールが始まっていないかも確認して欲しい。乗る前に、チェックリストを参考にタイヤの空気圧やチェーンのたるみをチェックするのも重要だ。また、安全基準をクリアしたことを証明するBAAマークや、安全点検がされたことを証明するTSマーク等貼付されている自転車もあるため、安全の目安として認識しておきたい。

図 自転車の確認項目(赤字:乗車前確認、青字:定期点検)

【関連情報】

春本番、自転車の思わぬ事故に注意!(NITEプレスリリース)

自転車の点検チェックリスト

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