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UVカットウエア どう選ぶ

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 近年、健康や美容等の観点から、紫外線による皮膚への影響に対する消費者の関心が高まっている。身近なものとして紫外線を遮蔽(UVカット)する機能を備えた繊維製品が数多く流通している。

紫外線を遮蔽する機能とは

 紫外線(UV)は、A波(315nm~400nm)、B波(280nm~315nm)及びC波(280nm未満)に分類されるが、地表面に降り注ぐ紫外線は、A波及びB波の290nm~400nmであるといわれている。これらの紫外線は、肌の老化促進、しみ、そばかす、皮膚がんなどの原因となるといわれており、紫外線を遮蔽する機能を備えた繊維製品に対する消費者の需要がますます高くなってきている。

評価方法はメーカーでさまざま

 紫外線の遮蔽加工には、紫外線吸収剤を生地の表面に付与(コーティング)する方法と、紫外線を反射する微粒子物質を繊維に練り込む方法の2種類に大別される。綿などの天然素材には前者の紫外線吸収剤による加工が一般的であり、後者のセラミックスをポリエステルに練り込む方法などは合成繊維に用いられるが、その性能評価についてはメーカーが独自に様々な方法で行っているのが現状だ。

統一された方法で評価を

 今般、消費者が紫外線の遮蔽能力を比較して繊維製品を購入できるようにするため、例えば、ブラウス、スポーツウェア、レッグウェア、カーテン、帽子、傘などに使用される生地の紫外線遮蔽率と紫外線防護係数(UPF)の測定方法、その評価方法を日本工業規格(JIS)として規定した。今後、JISに基づき統一された方法で評価し、消費者が遮蔽能力を比較して購入できるようになることを期待したい。
【関連情報】
紫外線遮蔽(UVカット)繊維製品の評価方法に関するJIS制定

日本工業規格(JIS)を制定・改正しました(平成31年1月分)

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