METI Journal

経済産業省

【地域未来牽引企業】近畿地方の有望企業が一堂に

地域未来牽引企業シンポジウムin白浜

冒頭あいさつする世耕大臣
冒頭あいさつする世耕大臣

 4月21日―。和歌山県白浜町に、近畿地方を代表する中堅・中小企業や支援機関関係者など約250人が会した。「地域未来牽引企業シンポジウムin白浜」。眼鏡フレームの一大生産地として知られる福井県鯖江市からは、国内のみならず世界に愛用者を抱えるフレームメーカーのシャルマン。京都からは鶏卵検査機械で8割近い国内シェアを誇り、海外市場の開拓にも力を注ぐナベル(京都市南区)など参加企業の顔ぶれは実に多彩。技術力や高い品質、独自のビジネスモデルで、世界的にその名を知られる企業も少なくない。共通するのは、いずれも地域経済を牽引する事業の担い手として、経済産業省が選定した地域未来牽引企業であることだ。

 

逆転の発想で後押し

 これらは、地域の特性を生かし高い付加価値を創出し、取引や雇用などを通じて波及効果をもたらすことにより、地域にさらななる成長をもたらすことが期待される企業。世耕大臣は冒頭あいさつで、地域未来牽引企業への期待をこう述べた。
 「これまでの(地域振興)施策は、大企業を誘致して工場を立地してもらう発想だったが、今回は異なる。地域の中にあって地域経済を引っ張っていくポテンシャルのある企業を、地域の側から活性化して、県外あるいは海外に攻めていく―。こうした構想で地域経済を活性化していこうじゃないか」。「逆転の発想」というわけだ。

 

交流の「場」つくる

 この日、会した企業はまさに、地域が将来展望を描くうえでの牽引役。その姿を広く発信する一方で、世耕大臣は、シンポジウムに込めたもうひとつの狙いをこう語る。「地域を引っ張る力があり、それぞれが光り輝く企業である皆さんが交流してほしい。こうした機会がきっかけとなって、近畿の経済がまたひとつ元気になる」。業種や地域を越えた交流の場を作り出すことで、これが新たな企業間連携につながり商機をもたらすと考えているからだ。

世耕大臣を囲んで記念撮影する参加者
世耕大臣を囲んで記念撮影する参加者

 
 シンポジウムでは、前述のシャルマンやナベルのほか、高橋金属(滋賀県長浜市)、クモノスコーポレーション(大阪府箕面市)、西村屋(兵庫県豊岡市)、品川工業所(奈良県田原本町)および早和果実園(和歌山県有田市)の近畿7府県の企業が技術や成功事例などを紹介。経営共創基盤の冨山和彦最高経営責責任者(CEO)による基調講演も行われた。冨山氏は「地域の企業がどう元気になり、成長し、生産性を上げるかは日本経済の浮沈を握る」と企業経営者らにエールを送った。

 また、シンポジウムには企業経営者のみならず、商工組合中央金庫、日本政策投資銀行、中小企業基盤整備機構、産業技術総合研究所、日本貿易振興機構(JETRO)といった、企業の事業展開を後押しする支援機関も参加。それぞれの支援策の紹介や名刺交換も行われた。

シンポジウム終了後には交流の輪が
シンポジウム終了後には交流の輪が
 

確固たるものに

 「皆さんには、地域の活性化のため、中心となって全体を引っ張っていく役割を果たしてほしい」と語る世耕大臣。こうしたシンポジウムを今後も全国各地で開催し、地域発の経済成長を確固たるものにする構えだ。

 

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