60秒解説産業

私たちの生活を守る計量士

正確性、信頼性守る専門家

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 長さや重さなどを計る「計量」は私たちの生活や経済活動に欠かせない。これら計量の正確性や信頼性を担保している専門家として計量法に規定されている「計量士」をご存知だろうか。

計量士とはどんな仕事?

 身近な例では、百貨店等の食品フロアで使用されているはかりが正確に計量できているか、商品の質量表示に比べ実際の内容量が不足していないか…計量士は購入者の不利益とならないようチェックする。また、工場などの煙突からの排煙量等の計量や証明書発行などを通じて、環境保全の役割も果たしている。まさに、企業の信頼性を担う重要な仕事である。

 計量士には、重さや長さなどを扱う一般計量士、大気や水に含まれる物質の濃度を扱う環境計量士(濃度関係)、騒音や振動を扱う環境計量士(騒音・振動関係)があり、それぞれの区分に応じて業務を担っている。

    

計量士になるには?

 計量士になるには、国家試験コースと、産業技術総合研究所が行う教習の課程などを通じた資格認定コースがある。
国家試験は毎年度に1回行われており、直近では平成30年3月4日に実施され、4月18日に合格者が発表された。4,788名の受験者のうち合格者は809名で、最年少合格者は19歳、最年長合格者は71歳だった。国家試験合格の有効期限はなく、法令の実務経験等の条件を満たし、晴れて計量士として登録される。

活躍する若手計量士

計量士の活躍拡大へ

 計量士の資格を持っていると、各事業所における定期検査や計量証明検査に代わって計量士による検査が可能になるメリットがある。さらに経済産業省では計量制度を見直しており、計量士の業務を広げる制度改正も行っており、今後ますます活動の場が増えていくことが期待される。

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