60秒解説

会社が病気になる前に

経営状態を見える化

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 私たちが受ける健康診断は、病気の早期発見につながる大切なものだ。でも、これは企業も同じではないだろうか?企業の経営状態の見える化、いわゆる健康診断を行うことができるツール、ローカルベンチマーク(通称:ロカベン)をご紹介する。

14のデータを入力

 ロカベンでは、エクセルのファイルをダウンロードして、売上高や、営業利益、従業員数などの、基礎的なデータ14項目を入力するだけで、手軽に診断結果が得られる。結果は、A~Dで評価され、レーダーチャートで業種平均と比較することもできる。

評価に一喜一憂せずに

 とはいえ、AやDの評価結果は参考に過ぎない。そこからどのように生活(経営)を見直していくか、ということが大事なのは、人間の健康診断と同じだ。技術力や販売力のどこに強み・弱みがあるのか、市場規模やライバル企業がどのような状況なのか、などの自己分析ができるシートも用意されている。

かかりつけ医との対話や事業承継にも

 こうした診断・分析は、企業にとっての「かかりつけ医」ともいえる金融機関、各支援機関との対話において、極めて有効だ。診断結果を共通のスタートラインとすることで、建設的な議論が可能になる。また、診断・分析の結果、自社の現状と課題を把握し、事業承継に取り組み始めた事例、経営課題を解決するためのIT導入を実施し、生産性を向上させた事例も出ている。

地方創生の一助に

 このロカベンは、金融庁や、地域の金融機関などの協力を得て開発したものだ。個々の企業が、健康を維持・増進することで、地域全体の活力向上につながることが期待される。

関連情報
ローカルベンチマーク(通称:ロカベン)

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