60秒解説

トイレでの「アレッ!?」をなくしたい

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 トイレで用を済ませた後、「流すボタンはどこ?」と探してしまったことはないだろうか? 最近のトイレは多機能なうえに、流し方もレバー式、ボタン式、センサー式などさまざま。そんな不便さの解決につながる日本発のアイデアが、国際規格として承認されている。

3人に1人が、押し間違い

 トイレの「流し方」の多様化で最も困っているのは視覚障害者。特に用を済ませてしまった後では、他人に流し方を聞くこともできず、その悩みは重大かつ切実だ。視覚障害者の3人に1人が、「非常呼出し」ボタンを間違って押してしまった経験をしている、という調査結果もある。

共通のボタン配置を日本が提案

               

 国際規格では、洋式トイレの「ペーパーホルダー」、「流すボタン」、「非常呼出しボタン」の配置の仕方や色使いに関するルールを決められている。規格化にあたっては、実際に障害のある方の協力を得た実験が行われ、例えば手の不自由な方が、ペーパーホルダーを支えにしながらボタンを押しやすくなるような工夫も取り入れられている。

誰もが使いやすいトイレを目指して

 前述の調査では、視覚障害者の8割以上が、普段多機能トイレではなく主に一般トイレを使っていると回答している。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けても、誰もが使いやすいトイレを整備することは非常に重要だ。今後、この規格が広く普及するように努めていく。
(調査の出典:一般社団法人日本レストルーム工業会)
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