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経済産業省

日本が誇る高機能繊維

(写真:一曜斎国輝「上州富岡製糸場之図」 国立国会図書館デジタルコレクション)
(写真:一曜斎国輝「上州富岡製糸場之図」 国立国会図書館デジタルコレクション)

 明治の日本の近代化を支えた繊維産業。いまでは新興国が台頭しているが、日本もまだまだ、高い技術力が求められる高機能繊維の分野においては世界をリードしている。

消臭や発熱

 靴下や肌着では、消臭効果のあるものや、汗で温かくなる製品が人気だ。これらは、繊維に特殊な加工をすることで、機能を発揮している。温かくなる繊維であれば、繊維を極めて細くすることなどで表面積をふやし、身体から出る汗の湿気を、高い効率で熱に変換することができているのだ。

効果の調べ方

 各繊維メーカーは、科学的な試験によって効果を計測している。例えば、消臭素材であれば、臭いをつけた空気と繊維を一緒に密閉して、時間が経った後に、どれだけ臭いが減ったかを計っている。発熱素材も、密閉空間で湿度を変化させることで、繊維がどれだけ温かくなるか、を計っている。

日本製品を、正しく世界に

 しかし以前は、この試験方法が、日本と世界でバラバラだったのが問題となっていた。日本では、人が服を着たときの湿度のわずかな変化幅を再現して、発熱効果を計っていたのに対して、世界では、湿度を大きく変化させて温度を計っているようなケースもあった。

 現在は、国際的に日本式の試験方法が標準となっている。消臭や吸湿発熱だけではなく、速乾性や、静電気防止、抗ウイルス繊維についても、日本の試験方法が規格化されている。今後、高性能な日本製品が、世界の市場で正しく評価されることを期待している。

関連情報

日本化学繊維協会 高機能化学繊維素材

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