60秒解説

使い方を再確認して暖房器具の火災事故を防ごう


 寒さが厳しくなる中、冬を快適に過ごすためにも暖房器具を使用する機会が多くなると思うが、それとともに暖房器具による火災事故は増え始め、1月に最も多く発生している。また、毎年、火災を伴う死亡事故も発生していため注意が必要だ。

接触による事故に注意!

 2010年度から2019年度までの10年間で、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)に通知があった製品事故情報のうち、暖房器具の火災事故は合計1361件。このうち、死亡事故が163件(191人)、重傷事故が36件(59人)発生しており、可燃物の接触による事故が187件と最も多く発生している。製品別では電気ストーブの事故が97件と半数以上を占めている。

事故の原因は不注意によるもの

 火災事故の例としては、可燃物の近くで電気ストーブを使用していたため、離れた際に可燃物が接触して着火したことが報告されている。冬は洗濯物が乾きにくい季節であることから、電気ストーブの上に洗濯物を干して乾かしていたが、目を離した隙に電気ストーブの上に洗濯物が落下して、火事になった。電気ストーブを寝具の近くで使用したまま就寝したため、寝具がヒーターに触れて着火し、出火したなど不注意によるものだ。

ポイントとなるのは

 火を熱源としない電気ストーブなどの暖房器具でも、可燃物が接触すると過熱され火災に至るおそれがある。事故を起こさないためには暖房器具の周囲に可燃物を置かない、近くで衣類を乾かさない、就寝時やその場を離れる時は電源スイッチを切り、電源プラグを抜くことなどが重要だ。この機会に正しい使用方法を再確認し、事故を未然に防いでほしい。

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