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地球の歴史に「千葉」の名が刻まれる?地質時代「チバニアン」に一歩前進!

国際標準模式として登録を目指している千葉県市原市の地層
国際標準模式として登録を目指している千葉県市原市の地層

地球の歴史のうち、77万年前~12万6千年前の時代が「チバニアン(千葉の時代)」と命名される日が近いかもしれない。

地質にも標準?

地質学では地球上の岩石が形成された年代や生物化石などの変遷に基づいて、46億年の地球の歴史を115の時代(地質時代)に分けている。それぞれの地質時代の区分を標準化するため、それぞれの地質時代の特徴を観察・研究する上で最も優れた場所を、国際地質科学連合が「国際標準模式地」に認定している。これまで日本の地名がこれらの地質時代の名称として使われたことはなかったが、千葉が日本初の国際標準模式地に認定される可能性が出てきた。

千葉にあるスゴイ地層

地球の磁場は、過去、幾度となく南北逆転を繰り返してきた。最後の磁場逆転は77万年前に起きたとされており、日本の研究チームは、その痕跡が認められる千葉県市原市にある地層を、国際標準模式地の候補として国際地質科学連合に申請していた。市原市以外にもイタリア南部の2地域が名乗りを上げていたが、このほど候補地選定が終了し、日本の千葉の申請が1次審査で採択された。

千葉の地層が選ばれた理由

市原市の地層はイタリアと比べ、磁場が逆転したことを示す証拠が良好な状態で残っていると言われていた。加えて、化石の種類が世界中で比較できることも模式地として必要な条件だ。市原市の地層は外洋である太平洋で堆積しており、世界的な海洋環境変動が地層として記録されていたことも評価された点かもしれない。 今後3段階の審査が行われ、最終的に正式認定の結果が出るのは来年以降になる見込みだ。全ての審査を通過すれば、晴れて地質時代「チバニアン」が誕生する。

     
     

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