60秒解説

環境と経済の好循環を‐Tokyo “Beyond-Zero” Weekを開催(後編)


 世界全体のカーボンニュートラル達成に向けて、日本は「ビヨンド・ゼロ」を実現する技術革新と、その社会実装を通じた産業競争力の向上を実現し、「環境と成長の好循環」を目指す。Tokyo “Beyond-Zero” Weekは、この秋、相互関連する6つのテーマに関する国際会議を集中開催し、解決策の提示を目指すものだ。具体的には、3つの個別課題への挑戦と、その社会実現に向けた3つの手法に関する議論から成る。

個別の挑戦課題 – 水素・カーボンリサイクル・LNG

 「水素閣僚会議」では、燃焼してもCO2を発生しない水素を新たなエネルギー源とするため、その製造や輸送の効率化、車の燃料などへの利用に取り組む主要国が、その取組の加速化を図る。
 「カーボンリサイクル産学官国際会議」では、CO2を資源として捉え、再利用することで、CO2の排出を抑制する技術の進展や今後の方向性を議論する。
 「LNG産消会議」では、化石燃料の中で比較的環境負荷の小さい液化天然ガスを、脱炭素化への移行に重要な資源と位置づけ、今後の利用のあり方について、産地国と消費国が認識を共有する。

社会実現に向けた道筋・手法 – イノベーション・研究開発・金融

 「ICEF」では、世界中の産学官から有識者が集って議論を行い、「革新的環境イノベーション戦略」を世界に発信することで、幅広い分野のイノベーションの促進を図る。
 「RD20」では、G20の研究機関のリーダーが一同に会し、脱炭素化に必要な研究開発を世界の英知を結集して実現するよう、国際共同研究の取組の加速化を図る。
 「TCFDサミット」では、脱炭素化に向けた取組への資金供給が進むよう、気候変動に関する企業の対応を情報開示する国際枠組み(TCFD)の促進や活用について議論する。

【関連情報】

東京ビヨンド・ゼロ・ウィーク