60秒解説

DXに取り組む優れた上場企業とは

「DX銘柄2020」35社を選定しました


 デジタル技術の利用によってビジネスモデルなどを抜本的に変革し、新たな成長・競争力強化につなげていく企業の取組を促進するため、経済産業省は東京証券取引所と共同で、35社の「DX銘柄」を選定した。
 デジタル技術は、顧客のニーズをきめ細かく捉え、顧客ごとの課題に応じた質の高いソリューションを提供する破壊的なビジネスモデルを可能にした。また同時に、プライバシーや情報セキュリティ等、デジタル化に伴う新たなリスク要因も生じている。こうした中、企業は、デジタル技術を組み込んだ経営戦略をステークホルダーへ示すことが求められている。DX銘柄は、そうした現代の企業活動の羅針盤となる企業群であると言える。

DXグランプリ企業の取組

 最優秀賞であるDXグランプリを獲得した小松製作所の「スマートコンストラクション事業」は、顧客の課題にとどまらず、労働力不足など業界や社会の課題解決にも資する新たな工事現場の姿を提案する。同じくグランプリを獲得したトラスコ中山は、膨大な在庫をデジタル管理し、顧客ニーズに応じて即日配達する体制を構築。加えて、即応率などのKPIをリアルタイムで収集し、トップの経営判断に活かしている。

経営指標に直結

 ビジョンや推進計画、専任の推進組織の有無や経営トップのコミットメント等、DXに関する取組状況に基づいて選定を行ったところ、DX銘柄の企業は、そうでない企業と比較して自己資本利益率(ROE)が高いことがわかった。このように、企業の経営パフォーマンスを左右するDX。各DX銘柄の取組状況は、選定企業レポートに掲載している。

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