60秒解説

小さな油断がありませんか?

10月1日~7日は「火薬類危害予防週間」です


 「火薬類」は火薬や爆薬などの総称だが、火薬から連想される身近なものと言えば花火だろう。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で多くの花火大会が中止となっているが、おもちゃ花火が夏の思い出を彩り、花火業者の有志が場所非公開で打ち揚げた花火が私たちの心を癒やしてくれている。また、爆薬は土木工事の発破作業などに用いられ、私たちの生活基盤の構築になくてはならないものとなっている。しかしながら、これらは取扱いを誤ると、思わぬ事故につながるため注意が必要だ。

死亡事故はなかったが

 火薬類による事故は最近では毎年50件以上発生している。その多くが花火に関するもので、例えば、花火が地上近くで開き、観客が負傷する事故や、おもちゃ花火により火傷を負う事故などがある。また、産業分野では採石の発破作業の際、飛石によって作業者が負傷する事故などがある。昨年は死亡事故こそなかったものの、累計で3名の方が重傷を負う事故が発生している。

慣れや油断によるもの?

 これらの事故は知識や確認の不足、これまでの経験による慣れ等の油断から取扱に際し十分な管理がなされていなかったことなどが一因と考えられている。火薬類は1年を通して製造され、また、使用されている。事故を引き起こさないようにするには、①設備現場の再点検、②作業手順の再確認、③防護措置の再徹底などが有効だ。

再確認のための1週間

 そこで、改めて作業の見直しや対策を講じるため、10月1日~7日に「火薬類危害予防週間」を実施する。経済産業省、都道府県、指定都市、火薬類関係団体、そして火薬類の製造や取扱いに関わる人々が連携して各地の実情に即した対策を行う。この期間を、事業者はもちろんのこと、おもちゃ花火を使用する私たちにおいても事故を未然に防ぐための気付きの機会としたい。

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