60秒解説

「おうちごはん」での子どもの事故に要注意


 外出自粛や休校、テレワークの増加などをきっかけに、「おうちごはん」が浸透している。子どもと一緒に料理をする機会が増えた家庭もあると思うが、台所用品による子どもの事故は毎年起きているので、注意が必要だ。

年齢層で異なる事故

 2010 年度から2019 年度までの10 年間に製品評価技術基盤機構(NITE) に通知のあった、子ども(0歳から15 歳)が関連する台所用品の事故は49件。そのうち重傷事故は8件、死亡事故は4件発生している。また、6歳までは電気ポットなどの電気調理機器によるやけど、7歳以上ではガスこんろなどのガス調理機器での火災が目立つようだ。

目をはなした隙に…

 大人が一緒に調理していれば大丈夫、とも限らない。
 前述の49件のうち、子どもだけの時に起きた事故19 件(39%)に対し、大人と一緒にいたときに起きた事故は23件(47%)と、全体のおよそ半数だ。ちょっと目を離した隙にも事故は起こるもの。電話や玄関のチャイムが鳴ったときなど、その場を離れる場合は必ず使用を一時中断し、子どもに離れた場所にいるよう注意を促すことを心がけたい。

事故発生時の状況(NITEプレスリリースより)

消毒用アルコールも注意

 最近、一般家庭での需要が増えている消毒用アルコールも注意が必要だ。アルコールは揮発性が高く引火しやすいため、ガスこんろなどの火気の近くで使用したり、手指の消毒直後に火気に近づいたりしないようにしてほしい。
 夏休みの時期に、調理機器の正しい使い方や、やってはいけないこと、誤って使用した場合の危険性などを今一度子どもに伝えたうえで、「おうちごはん」を楽しんでいただきたい。

【関連情報】

NITEプレスリリース

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